日別アーカイブ: 2012年9月11日

九九のうた

たまにはミュージシャンらしくミュージックレビューなど書いてみたいと思います。
(※学術的にあってるかは解りません)

今回皆様にお届けする曲は九九のうたです。

さあ、再生ボタンを押してみてください。

80年代を思わすようなエレクトリックなイントロが聞こえてきました。
16分連符のフレーズがこれから巻き起こる何かを予感させるようです。
でもご安心を。キーはin C。緊張させつつも安全運転であることがこの時点で推測されます。

1の段の歌が始まると、もうお気づきですね。
今までは16のノリだったのが8ビートに落ち着きました。
これはやはり、曲のメリハリということでしょうか。

1の段、2の段で安心させて、3の段も簡単簡単と思っていると…
ほら来た!急に4拍子+2拍子(×2)になった!
そしてオチの3×9=27だけ普通の4拍子に戻って解決しちゃって、もう!

3×7(≒まだまだ解決させないよ?もぞもぞしてなさい)
3×8(≒だめだめ、もっとためてからじゃないと解決させないわよ?じらすわよ~?)
3×9=27!(≒ほーら、こうしてほしかったんでしょう?)

こういう事を調教というのでしょうか。一番厄介であることを物語っています。
しかしこの時はまだこの程度のタメが赤ちゃんレベルだということを知る由もないのです。

4の段は3の段でのタメのことを忘れさせるような爽やかさを覚えます。

そして5の段で急にポリリズムのお出ましです。
いったん5×5で落ち着いたと思わせておいて 5×7、5×8で緊張させ、
ブレイク「ごっくしじゅうごー(F→Fm→C)」 お見事、ばっちりしまりました。

さあ、前半戦も終わりここからどんどん覚えにくくなりますよ~?

おや、6の段から、曲が前にどんどん進みだしました。
何やらベースとドラムがぐんぐん引っ張り出しましたよ。

会場のお客さんも、ちらほらと席から立って手拍子を始めたようです。
曲を注意深く聞いてみると「ろくいちがろく(1234)」と、4拍の隙間があります。
どうやらこの4拍の間に「ろくいちがろく」を繰り返す仕組みのようです。
まさにコール&レスポンス、ライブの醍醐味ですね。

そして、先程までの難解なメロディとは違って
すぐに真似できるような親切なメロディも特徴ですね。

そしてコール&レスポンスの熱は7の段にも続きます。

6、7の段と全員で合唱した後はちょっとしたクールダウンが欲しくなりますね。

そこへきて8の段です。
どうです、このまるで気持ちを代弁してくれるかのようなディミニッシュ。
お客さんの歌う場所を作っていたのに、それもなくしてしまいました。

しかしこれが前述の極上のタメだということに皆さんもうお気づきですね。
もうすぐ来るであろう、フィナーレ「9の段」に向けて一度曲のテンションを落としたのです。
そして今までの段では何があろうと×9の部分で必ず解決していたのに
ここでは不完全燃焼のままです。
8×7、8×8の展開が8×9の解決しなさをより際立てています。

そしてついに9の段がやってきました。
会場の客電も少し明るくなり、ステージ奥のスクリーンが上がるとなんと!
後ろに控えていた弦楽器の皆さんが白玉音符の伸ばしで楽曲に深みを与えだしました。

お客さんも全員立っています。
歌う方、手拍子をする方、踊る方。 思い思いの楽しみ方をしてますね。

そして最後、今回はCDなので異なりますが
ライブでは 「くくはちじゅーーーーーー」ここでフェルマータ。
ドラムのカウントで「いち!」で 音楽がもう一度はじまります。
そしてアウトロのフレーズを何度か回して大団円です。

以上です。お付き合いありがとうございました。

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